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田辺湾に浮かぶ国の天然記念物「神島(かしま)」で28日、浜の清掃奉仕があり、田辺市のNPO法人「県健康アシスト協会」(松原燈理事長)の会員ら10人が流れ着いたごみを拾い集めた。
神島は広さ約3ヘクタールの無人島。最寄りの岸から約500メートル沖にあり、南方系の植物が豊富なことから1935年、国の天然記念物に指定された。粘菌の研究で知られる学者、南方熊楠(1867〜1941)が生態系の保全活動をした島としても知られている。
清掃奉仕は毎年行われ、同日は浜2カ所をはじめ磯を点検。1時間の作業で割れたビン、カン、プラスチック類など15袋分のごみを回収した。
5回目の参加という同市の出水一太さん(65)は「神島は田辺の歴史にとって大切な島。これからもきれいにしたい」と話していた。【吉野茂毅】
6月29日朝刊
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県は、地震や津波など防災に関する緊急の県民意識調査を今年中に実施することにした。28日に開かれた県議会東南海・南海地震等対策特別委員会で、県が明らかにした。
県は三重、徳島、高知の3県と、04年から3年に1度、合同で意識調査を実施してきた。県内では4000人に約35項目のアンケート調査をしてきた。
前回は10年に実施したが、今年3月の公表前に大震災が発生したことから、県は公表を見送った。新たな大震災に向けた防災対策にも生かせるよう、県独自で改めて緊急調査することにした。
調査では大震災や大津波に関する項目を追加する予定で、12年3月までに結果をまとめ、10年分と合わせて大震災前後の意識の変化を明らかにする予定だ。
高瀬一郎・県総合防災課長は「大津波の映像を見て県民の意識がどう変わったかを知ることで、現在実施している防災対策の総点検のヒントになれば」と話した。【山下貴史】
6月29日朝刊
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和歌山市の産業廃棄物処理業者が市北部の山林に計画している産廃最終処分場を巡り、許可権を持つ同市の大橋建一市長は28日、6月定例市議会で「市域内から発生する産業廃棄物の最終処分場を確保する必要がある」と述べた。南畑幸代市議(共産)の一般質問に答えた。
市によると、同市滝畑と上黒谷の約18ヘクタールに、廃プラスチックやゴムくず、金属くずなど、性質が化学的に安定しているとされる5品目を対象とする安定型最終処分場の設置を予定している。現在、市内に産廃最終処分場はなく、近畿圏内の処分場や大阪湾フェニックス処分場に運搬している。許可されれば市内で初めて、県内で最大の産廃最終処分場となる。
大橋市長は、市の紛争予防条例に基づき、今後、業者が事業計画や生活環境影響調査結果の住民説明会を開く見通しであると説明。また、紀の川市粉河の安定型最終処分場の業者による不法投棄を受け、違法行為防止のため「住民に対する情報公開が重要」と話した。
市内で発生する産廃の最終処分量(08年度実績)は年間約22万トン、うち安定5品目は約5万トン。一方、計画する処分場の容積は約290万立方メートルで発生量を大きく上回っている。南畑市議の「巨大な処分場は必要ないのではないか」との指摘に、大橋市長は「計画規模は事業者が将来の処分量を勘案し、事業者の責任において決めるもの」と述べた。【御園生枝里】
6月29日朝刊
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新宮市の熊野速玉大社で28日、東日本大震災の被災地へ贈る那智勝浦町特産のマグロの缶詰800缶が運び込まれ、寺本眞一町長が上野顕宮司に手渡した。缶詰には復興を祈念する応援メッセージが張られている。
那智勝浦町は特産生マグロを使ったマグロ缶に、応援メッセージを添えて被災地に届けよう−と企画した。4缶を1口とし1口1000円以上で町民からメッセージを募集。缶詰に張って届ける。企画の趣旨に賛同した熊野速玉大社は800缶を申し込んだ。
缶詰には「東北と熊野は昔から信仰で結ばれています。一日も早い復興を」と書いたラベルを張った。同大社は29日に新宮市の姉妹都市である宮城県名取市などに送る。
上野宮司は「町の取り組みに感動し早速、申し込んだ。仮設住宅にお住まいの人たちに召し上がっていただけたら」と話した。寺本町長は「復興を祈る気持ち、エネルギーを速玉さんで注入してもらった」。【神門稔】
6月29日朝刊
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